♡らあらの趣味ブログ♡

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超学生さんCover曲【ホワイトハッピー】感想・考察

こんにちは〜らあらです。

今回は、超学生さんの歌ってみたのホワイトハッピーについて語っていこうと思います。

私は歌い手の超学生さんも、本家のMARETUさんも大大大大好きです!!

本家のMARETUさん


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本家は、ボカロイドの初音ミクさんが歌っています。

曲調としては凄く明るくて楽しい感じです。

でも歌詞は暗くて、そのアンバランスさが魅力だと思っています。

「ぼくの一等賞を奪いに来て!」が印象的な曲です。

 

MVは、ハートに矢が二本刺さっています。

他の曲のようにキャラが出てきたりなどの動くMVではなく、

ずっとこの絵なのですが

動画に見入ってしまうほど興味深いMVです。

意味深な言葉で作られたこの絵は、凄く不気味であると同時に

この曲の伏線となっている言葉や想像せざるを得ない残酷な事を

間接的に伝えてきます。

大好きです。

 

超学生Cover感想


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超学生さんは、歌い手でがなりを上手に使った歌い方が特徴的な人です。

またMVに透けて映る彼の横顔のシルエットがとても美しいです。

 

彼の歌声と身振りによって織りなされるこのCover曲は、

本家をリスペクトする丁寧さと

全身全霊で歌おうとする一生懸命さが伝わってきます。

この歌い方がを突き通すブレない彼のことが大好きです。

そして曲が終わった後の彼の写真がいつも楽しみです。

仮面が本当に似合っています....!

 

彼は今回、がなりが結構少ないほうだなと思いました。

本家の高い声をリスペクトするべく彼にとっては珍しい高い音域?だなと感じました。

そのため、がなりが少なかったのかもしれないですが

そうでなくてもがなりをあまり使っていないイメージがあったので、

また新たな世界観が作り出されました。

がなり=強い

という印象でいたので、今回は優しいなと思いました。

勿論インパクトは抜群なんですけどね。

 

私の中で垣間見えた、彼によって生み出された世界観

彼の曲を聴いていると、私の心の中で

彼によって新しい世界が作成され、

心を奪われるほどの不思議な景色を見せてくれます。

 

今回のホワイトハッピーで、

彼の声によって

私の中に生み出された主人公は

感情が読めない青年でした。

 

ガナリなどの感情のこもった歌い方をあまりしてなくて、

淡々と歌っている気がしたので

感情があまり読めないロボットみたいに思えました。

 

私が学生なので、

私なりに、学校にいるクラスメイトと考えると

 

いつも一匹狼なイメージだけど、

実は周りから一目置かれている天才で

容姿端麗で文武両道。

ミステリアスで、影で女子からの人気がある人。

生徒会や外部の人からのオファーも受けたりしているけど、

彼は興味がなくて

いつもロボットみたいな硬い表情。

な人っぽいな〜と思いました!!

 

 

歌っている歌詞の重さから、

彼の過去は暗く、

つらい環境の中で生きてきたのかなって思いました。

どんな叫びの言葉を訴えても聴いてくれる人もいない。

小さい頃にそのことを知り、

諦めた彼は、無意識に感情を殺してたのかもしれないです。

 

でも、

今の彼には心を開こうとしている人がいて、

その人である彼の彼女は彼の極端に欠けている人間性を取り戻そうとする

優しい女の子なのかなって思いました!

 

歪んだ期待と判断違い、心躍れ

っていう歌詞から、

彼女のことを信じても良いのかなという期待と、

判断違いじゃないかという不安がぐっちゃぐちゃになって

心が踊るようなドキドキ感の感情の右往左往にびっくりしているのかなと思いました。

ねーねー聞いて これって重症?

この感情は何?病気なのか?と

始めての感情で戸惑っているのかも。

 

彼は天才で色々なことが器用にこなすことができるけど

自分のことには興味なくて

クラっと来て、もう倒れたい

とかいう歌詞は、身体的に思えました(笑)。

心ではなさそう。

で、その後の

ふぇ!?

っていう声が、彼女のびっくりした声なのかなって思いました!

彼女はしっかり者で、

不安定な彼を支えてあげるように思えました。

 

世界は素敵、なんて騙るなら

その理由を書き出して

それ大体嘘なんだって分かるから

肉の塊になって

この「大体」が私の中で引っかかって、

大体って言ったのは、彼女が素敵なのは本当だと思っているからかなと思いました。

言い換えると、

彼女以外の

この世界にある様々なことの素敵な理由は嘘なんだって思っているのかも。

 

解り合ってみない?

関わり合ってみない?

死んだプライド、思考回路

彼の思考回路の様子なのかなと思いました。

彼女と過ごしていく中で、

関わって、解り合って

今までずっと生かしていた強い壁に囲まれた「プライド」が死んでいくのを

実感しながら、

自分の思考回路も死にかけている=嫌なことを考えるのをやめようとしている

と、捉えました。

 

命は尊くて

「重い」とかいう常識は

誰のため?

君のため

最高に勝手気ままな妄想

彼は彼女のことが本当は大好きで、

命が尊いのは君のだけのためにある常識で

それは絶対に軽々しいものじゃないということ。

溺愛ぶりが見れるなと思いました。

でも、常識さと冷静さはまだ少し残っていて

最高に勝手気ままな妄想だよな、

と自分で呆れているように思えました。

でもそれくらい彼女のことを大切に思っていて

彼女を命をかけても守りたいと決意したのかもしれないです。

ぼくの一等賞を奪いに来て

奪いに来て

恥ずかしがらないで

「僕の一等賞」って、

彼が天才で、今まで優勝したものの「一等賞」ではなくて

彼の中の「一等賞」を奪いに来てと言っているような気がしました。

自分の一番を恥ずかしがらないで取って良いんだよ。

もういっそ、奪いに来てと言っているような気がしました。

一直線に迎えに来て

迎えに来て

いますぐにさあ

寄り道せずに今すぐ迎えに来てほしい

早く早く来てほしい

自分の醜いところも全部、奪ってほしい!

という焦れったくて彼女のことを焦らせているように思えました。

 

いっそのこと夢の中へ

夢の中へ

蹴落として堕として

彼女に出会えた幸せな日常は、

もしかしたら夢なのかもしれないけど、

それでもいい。

いっそのこと夢の中へ蹴落として

ぞっこんにさせてくれ。

一方向にまくし立てて

まくし立てて、意地悪にさあ

「奪いに来て」から「蹴落として」「堕として」「まくし立てて」

全部受け身なのは、

自分から行くのが怖いから、

もしくは

自分が暴走するのが怖いからなのかもと思いました。

後悔を僕にも植え付けて

この時、超学生さんは自分の胸をトントンと叩いていて

植え付けてほしいをより強調させています。

心から思っているんだろうなと想像させられます。

後悔も僕にとっては幸せだから、

早く奪いに来てほしいと言っているように思えました。

 

愉快な音でノッている超学生さんを見ると、

嬉しいのかな、ワクワクしているのかなと思いました笑。

可愛い....。

 

でも後半の歌詞からちょっと不穏なものを察しました。

世界に慕われる才能は

生まれつきのものだって

選ばれもしなかったガラクタは

今すぐにでもゴミに出して

彼女以外に興味がない彼にとって

他人=ガラク

幼い頃からずっと愛情を知らず育ってきた彼にとって

他人は信じられない敵同然なのかもしれないと思いました。

 

彼の才能に対しては誰からも慕われていて、

自分を利用したりしようとする人も現れていたのだと思います。

でも彼にとって

才能を持っていない

自分と彼女だけの世界を作るに当たっての

邪魔な他人は

今すぐにでもごみ=(死?)に出してって言っているのかなと。

ちょっと歪んでいる気もしますが...。

彼女と一緒に過ごしていると、

独りだった彼とも仲良くなれる彼女の

彼女のことだけではなく、周りのことも見えてきたのかなと思いました。

行き過ぎてるけど、嫉妬ってやつですね。

馬鹿になってみない?

あらわになってみない?

病んだ声色、未知の愛情

馬鹿になってみない?→一緒に遊ばない?(などの彼にとって馬鹿同然のようなことを誘ってくる人たち)

あらわになってみない?→あの子と付き合ってるん?(などの彼の心の中をあらわにしようとする人たち)

という意味なのかなと勝手に考えました。

彼にとって自分に興味を持たれて、

自分のことを知ろうとしている、言い寄ってくる人が癪なのかな。

面倒くせ〜

と病んだ声色で呟くと同時に

まだ知らなかった愛に近づけた嬉しさもあったのかも。

解り合ってみない?

笑かし合ってみない?

たっぷり本能に

さっぱり濃厚に

彼女との距離の近さが分かる歌詞だなと思いました。

超学生さんの歌い方もどこか嬉しそうです。

彼はもう彼女しかいないと決断したのでしょう。

最後の

さっぱり濃厚に

は、矛盾していますがそのことにも気付けないくらい

盲目になっているのかなと思いました。

完全に同情無用の最新事情

他の人の意見なんていらない。

同情なんていらない。

これは完全に自分のこと。と自分に言い聞かせています。

 

ぼくの一等賞を奪いに来て

奪いに来て

恥ずかしがらないで

超学生さんはマイクにぐっと近づいて、

囁くように歌って、いや伝えていました。

その声は凄く優しく、どこか泣けてくるくらい愛を感じました。

 

一直線に迎えに来て

迎えに来て、いますぐにさあ!

いますぐにさあ!の声は、がなりで力強かったです!

先程の優しい囁きとは裏腹です。

一刻も早く彼女をこの汚い世界から守らなければ、という焦りが

出てしまったのでしょう。

もう気づいたら彼女のことを問い詰めるように、

責めるように言ってしまったような

でももういいやと諦めて

劣等感を殺しに来て

殺しに来て

けらけらと笑って

頭の片隅で感じていた、

でも見てみぬふりをしていた

人間性の欠如の劣悪を

この自分の自覚しざるを得ない

この劣等感を君に殺してほしい

けらけらと凛と笑って

と、彼の要求を叫んでいるように聞こえました。

 

彼の「劣等感」のところの歌い方が

本当に殺しに来てほしいという心の叫びと

でも叶いそうにない切なさが表現されているなと思いました。

 

いっそのこと頭の中

頭の中

狂わしてしまって

一辺倒にもてあそんで!

もてあそんで、今すぐにさあ!

叫び声がずっと頭に残っています。

 

愛なんて、壊れてしまえばいいんだ

もう嫉妬と独占欲とで

不器用な彼は

投げやりになって、

もう全部壊れてしまえばいいのに、と

嘆いているように思えました。

 

僕の一等賞を奪いに来て

最後の諦めていうような感じの

振り絞ってやっと出た

かすかな声が

最後にぽつんと聞こえました。

 

超学生さんの声で生まれた

私の中に生まれた物語は、

青年から始まり、

彼の物語が鮮明に描かれました。

青年は彼女に出会って

始めて生まれた感情に感動し、

でも自分の劣等感のある人間性と闘いながら

だんだんと違う方向へ感情が曲がっていく.....

 

そのような世界が私の中でありました。

凄く長くなりました....。

超学生さん、大好きです!